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2018.02.23
こんにちは みらい健美倶楽部 角田整体院 院長 角田達也です。
とある先輩に、「整体って腰痛とか治すとこ?」と聞かれ
懇切丁寧に説明したら、一度じゃ覚えられないからHPに書いてくれと言われました。
今日は整体…整った体についてお話します。
整体と言う言葉は、療法の名称としてではなく、体の状態を示すのに使われていた言葉です。
読んで字の如く、「整った体」を意味しています。
整体では、丈夫な体を作る事を目的としていますが、頑丈な体や病気をしない体と言う意味ではありません。
適応と言いますか、刺激に対し即、反応する体を整体と呼んでいます。
季節の変わり目に亡くなる方が多いのは、適応が出来ないからです。
季節の変わり目に体調を崩す方は、適応がスムーズに行われない、程々に鈍い体と言えます。
その時には、体のどこかが痛くなったり、風邪を引いたりして、季節に適応しようと、体の方で一生懸命に調節が行われているのです。
病気の場合も同じ観方をします。 適応出来なければ、生きてはいられません。 再適応出来れば、治ったと言う事が出来ます。
しかし、多くの方は、ずるずる引きずってしまいます。
そう言った事では困りますので、病気をしても治る体を作る必要があります。
その事を、昔の療術家たちは、整体と呼んでいたのです。
現代では、病気は敵として認識されています。
ほとんどの方が、病気は「闘う対象」と思い込んでいるかと思いますが、本当にそう言った存在なのでしょうか?
幼少期に病気にかかると、病気の後は大抵丈夫になってきます。
遺伝の悪影響も少なくなってきます。
風邪でも、インフルエンザでも上手に経過させると、経過後は、体がスッキリし丈夫になってきます。
上手な方法を行えば、スッキリするのですが、下手な経過をさせると病みあがりで、調子が悪いなんて事になります。
そう言った事を続けると、どんどん鈍い体になって行きます。
幼少期に、「この子は体が弱い」なんて言われた人で、大人になったら、誰よりも丈夫だ、なんて人は意外に多い。
小さい頃から、薬づけにされた方は、大人になっても弱いままで、見ていてかわいそうですが、そう言う人程、整体に来ませんので、なかなか改善は望めない事でしょう。
整体では、病気は体の調節作用と認識しておりますので、病気を利用して体を丈夫にしようと考えるのです。
病気の中でも風邪やインフルエンザは、かかる頻度が多いのですので、整体では体を丈夫にするために風邪を利用します。
そう言った訳で、「風邪は貰ってでもしろ!」「風邪を引け、熱を出せ!!」なんて事を言います。
私達整体指導者は、風邪を上手に引く事で、ガンなどの免疫系の病気や、リュウマチ、その他諸々が治ってしまう、あるいは、それで予防が出来る事を知っておりますので、一般には「この人の頭はどうかしている」と思われてしまう事を口にも致します。
「風邪を引かない様に、気を付けて下さいね」は親切な心からの言葉ですが、私共がその言葉を使ったら、「将来ガンで苦しんで下さいね。」なんて言うのと同義です。
病気を敵とか味方とか、そう言った見方をするより、病気を体の調節作用として観た方が、自然と言いますか、理に適っているかと思います。
一般に、整体は、腰痛・肩こりの処置をする療法の様に思われているのですが、そう言った処置は、整体を作る前段階の工程です。
整体は整った体を作る体育ですので、医療の代替や類似、補助のつもりでいる方は、認識を改めて下さい。
むしろ文部省の体育の一環であります。
整体で治すとか、治ったとか、治してもらったとか言って、喜ぶ方もいますが、それは我々整体指導者や、整体師が治したと言う訳ではありません。
もともと皆さんの体に備わっている自然治癒力が、上手に発揮された結果であります。
ですから、我々にお礼を言ったりする必要はありません。
むしろ、ご自分の体と生命の働きに対し、「良くやった」と感謝してあげて下さい。
整った体を作る方法自体は簡単です。
方法は簡単なのですが、体が鈍っている人にとっては、難しく時間のかかる作業かもしれません。
痛くなってすぐ来た人は、わりと短時間で改善します。
個人差はありますが1~10回以内の操法で改善してゆきます。
痛みに関しては1、2回ですが、その時点では整体とは言えません。
整体を得るためには、1年~数年の期間が必要です。
ただし、それは何年も操法を行うと言う訳ではありません。
ご自分の自己管理次第であります。
何度も言っていますが、操法はおまけです。
ご自分で行う、セルフケアがメインですから、ご自分でどれだけ自分の体に対しケアが出来るかにかかっております。
ちなみに私は、ちゃんとした操法を受けた事は一度もありません。
以前、整体をあまり理解していない頃は、頭痛・肩こり・腰痛が一年中出っぱなしでしたが、気の運行を覚えてからは、痛みはほとんど出ません。
たまに痛みが出る事もありますが、痛みを取ろうと思えば、数分で解消出来ます。
ただ最近は、その痛みの元が何なのかを探る為に、放置しておくこともありますが、鈍痛の場合は一晩寝ると消えてしまいます。
神経痛の痛みは3日、季節変動の肝臓反応点の痛みは2カ月かかりました。
この痛みは、痛いと言っても、ほんのり痛さが感じられると言った程度でしたので、放置し観察してみました。
私の体も真に整体とは言えませんが、整体の勉強セミナーでは、私の体は、
整体の見本としてとして、諸先生方がペタペタ触って整体の基準にしております。
整体を得るにあたって、ものすごく大まかに言いますと、体に害になる事をやめると、体が丈夫になる事をする の2点です。
悪い事をやめる、良い事をすると考えれば良いでしょう。
しかし、その前に何が悪くて、何が良いかが分からない方もいると思いますが、あまり難しく考えなくても良いです。
過剰と不足のバランスを取れれば、害になる事はないかと思います。
他には、快・不快と言った感覚を信じて、快の方を選択する、ただそこに知識や心理を持ち込むと感覚が歪められますので間違う事もあります。
他にも、一般に良いと言われている事でも、実は良くない、悪いという事柄もあります。
現在、普通に言われている事は、大正から昭和30年~40年台の衛生観念や、医学知識が多く、間違いが多くあります。
例えば、風邪やインフルエンザの熱に対し、冷やすと言う処置が一般常識の如く広まっていますが、2001年11月に厚生労働省から、冷やすことでインフルエンザ脳炎やその他を起こす危険性があるので、冷やしてはいけないと言った事が、医療機関に対し行政指導が行われました。
今は2018年です。
あれから17年も経っているのに、殆どの人が、その事を知らないでいます。
整体では、戦前から、冷やしてはいけない、温めて熱を調節して放熱させる方が良いと指導してまいりましたが、その頃から60年以上経って、ようやく、その主張が認められたと言って良いでしょう。
シップについてもそうですが、これに対しても、改善効果は認められないと厚生省のホームページに載っておりました。 牽引もしかりです。
こう言った細かい事柄は、おいおい覚えていけば良いかと思います。
では今日はこのくらいで